やさいとせかい

めぐる八百屋&走る八百屋CAR「オガクロ」オーガニック クロッシングのブログです。

2.やさいをめぐるetc.-畑のこと

■おららの村にはこれがある。第1話

今では知らない方も多くなってしまいましたが、木頭は国から1000億円以上という巨額の予算のついたダム建設を住民の力で止めた村として世界的に知られています。これは僕がこの村に関心を持ち、通いはじめたキッカケの一つでもありました。 オガクロのホーム…

■木頭ゆず収穫2日目 2023/11/18-19

翌日の朝は何もかも凍りつく寒さ!車の窓にもビッシリ氷が張り付いていました。でも宿泊したネクストチャプターさんは断熱がしっかりとしていてとても快適に眠ることができました! あまりの快適さに息子は「ここに住みたいなぁ」と言ってました(笑)お宿、…

■木頭ゆず収穫1日目 2023/11/18-19

高知県との県境に位置する木頭地域は徳島県の中でも最深部。 18日は朝から雪がちらついていて風も強いということで、本当に辿り着けるのか!?とヒヤヒヤしていました。近くまでくると雪はまだちらついていたものの、時折晴れ間も見えるまで天候も回復!遠く…

11/12「わろうだ朝ごはん会」

11/12(日)に第3回「わろうだ朝ごはん会」を開催しようと思います。朝ごはん会は季節の風景と共に、旬のやさいとその背景にある物語を一緒に頂く会になります。 オガクロには滋賀県の大戸洞舎さんから新米コシヒカリが届いています。今回はこの新米をメインに…

クリスマスにはいちじくを?

先週も今季最大の数が入荷してビックリしたテルってる畑テルちゃん @t.t.figfarm のいちじくですが、なんと今日はさらにたくさん入荷します!! テルちゃん曰く、夏の間まったく実をつけなかった樹が、ここにきてたくさん実をつけていて、ある意味最盛期なん…

わろうだ「朝ごはん会」季節を頂く。

先日の朝ごはん会。ひとまず写真から。

■G-Grape farmと天下一ブドウ会

G-Grape farmさんのシャインマスカット、引き取ってきましたー。今日から8/11(金)までたくさん並べています! 農薬不使用ではありませんが、ブドウの樹一本一本、実や粒のひとつひとつに傾けている情熱は並大抵ではありません!その違いは食べてもらったらわ…

■さとのくらしfarmさんへ

今朝は神戸市北区のさとのくらしfarm @satonokurarshifarm に野菜の引き取りに行ってきました! お母さんが野菜の準備をしてくれている間に裸足で走り回っていた子供達が描いてくれた看板がめっちゃいい!にんじんが黄色や紫だったり、茄子が青かったり、さ…

■自然栽培米農家ramoくんの田畑へ

三田市の自然栽培米農家ramoくんのところへお米「京都旭」の引き取りに行ってきました。今回はお菓子のミナルスイさんもramoくんの田んぼをみたいということで早起きして一緒に訪れました。 ramoくんのところに引き取りに行くのはいつも早朝6:00ごろ。この時…

両極端なやさい「セロリ」

毎年めっちゃ楽しみにしてる人↑と、全然楽しみにしていない人↓に分かれる「セロリ」が届きました(笑) 僕も小さな頃は食べられなかった人で「なんでこんな臭い野菜食べる人おんのやろ?」と疑問でした。が、今では「なんでこんな美味しい野菜食べられへんかっ…

三島独活(うど)のこと。

三島独活(うど)。薄暗い小屋の中に積まれた敷藁の下から少し輝いているようにも見える真っ白な独活の姿が現れました!凄い! 収穫したてをその場で頂くとサクサクした食感と瑞々しさ、あとから広がるスッキリした甘さと鼻から抜けていく香りが清々しい! 独…

目を凝らす*耳を澄ます「ササゲと蟻」2

ササゲに集まる蟻に注目しています。前回はササゲや小豆などが「花外蜜腺」という器官をもっているところまでわかりました。 ただその意味まではわからず、誰か知りませんかー?と投げかけてみると、Wikipediaからこんな論文にたどり着けることを紹介してい…

やさいは生きもの「ササゲと蟻」

先日、三尺ささげの蕾に、たくさんアリがのぼってる。なんでやろう?甘いのかな?と呟きました。 ネットで調べてみると「アリはアブラムシを呼ぶから駆除しましょう」みたいなことが書かれていたけど、僕は違うと思ってます。多くの花が蜂を呼んで受粉するよ…

目を凝らす*耳を澄ます。「ササゲと蟻」

三尺ささげの蕾や花に、たくさんアリがのぼってる。なんでやろう?甘いのかな? ネットで調べてみると「アリはアブラムシを呼ぶから駆除しましょう」みたいなことが書かれていたけど、僕は違うと思ってます。 多くの花が蜂を呼んで受粉するように、ささげが…

流域みそのタネ(流域大豆)奮闘してます。

いつも6月中旬に流域みそのタネ(流域大豆)を蒔くことからはじまる「めぐる流域みそづくり」。 コロナ禍の影響で新たに参加者を募集することもしにくくなってしまい、いつものレギュラーメンバーだけで細々と作業しています(笑) それにしてもここ数年、タネ…

流域を想う

先日から降り続く雨の影響で各地で河川の氾濫が相次いでいます。 ニュース映像で流れる被災地の状況を見ていると、津波被災地で活動していた時のことを思い出します。水の圧倒的な力の前では人はとても無力です。抗うことは難しい。そのためにも普段から「水…

お醤油天地返しと流域みそのタネ。

昨日は6回目のお醤油天地返しの日。尼崎から参加してくれているY家のみなさんが来てくれて作業しました(^-^) どんな感じになってるかなー?といつもワクワク。このお醤油は太陽の光で発酵を促します。呼吸ができるように被せてある不織布を取り除くとフワッ…

平家きゅうりが届きました!

先日ドドーン!と大きなケースが二つ八百屋に届きました。開けてみると中から現れたのがこちら↓ 雲仙の「田中たねの農園」の田中くんから届いた「平家きゅうり」です!!迫力ありすぎーー!(笑) 田中くんは長崎県の雲仙千々石地区で種を採りながら野菜を育て…

むっ、麦がああ!

まだ早い??大丈夫??と自問自答しながら梅雨に入る前に収穫することを決めた麦たち。 収穫して軒下に干した翌日から大雨が1週間近く続き「収穫しておいてよかったねー!」と胸をなでおろしていました。 ところが!梅雨の中休みで晴れた日に様子を見てみ…

やさいはいきもの「麦」5/30

野菜たちを種から種まで見守っていくコラム「やさいはいきもの」。今回は「麦」です。 ■5/31 ついに六条大麦を収穫します。 「麦秋」という表現に相応しく、麦の畑はまるで秋の田のような黄金色に染まっています。 麦秋は俳句では夏の季語とされているようで…

犯人を写真に捉えました!

先日「しゃもじ小松菜」や「大阪しろな」のタネが何者かに食べられている!とご報告しました。もうボロボロです↓ 実はそのあとすぐにこのタネを食い荒らしている犯人が判明しました!!庭に座って何気なーく畑を見ていると何やらバタバタと動く影が!そばに…

いろいろなタネたち

いまわろうだではさまざまな植物がタネをつけています。最初はラディッシュを播いたら何故か育ってきた赤大根↓ 先の尖った不思議な形は地面に落ちた時に刺さるようにできているのだとか。写真のような若い鞘は「さや大根」という名前で食用にもされていて、…

やさいはいきもの「麦」5/17

野菜たちを種から種まで見守っていくコラム「やさいはいきもの」。今回は「麦」です。 麦でも種類によって色付き方がこんなに違うのも知らなかった!一番早いのはやっぱり六条大麦。もう実もパンパンで金色に変わってきています。畑でも一際目立っています。…

「やさいはいきもの」アスパラガス

みなさんの食卓に「食べもの」としてのやさいを届けている八百屋オガクロですが、自宅の前にある小さな畑で、種から種まで「生きもの」であるやさいたちの成長を観察しています。そのやさいたちの様子を連載していくシリーズ。今回は「アスパラガス」です。 …

やさいはいきもの「麦」5/13

色づいていく麦の美しさ。 日に日に色づいていく麦の姿が美しくて心を奪われています。今年は4つの品種を植えていますが、それぞれ見た目がまったく違う!最初が「農林61号」2枚目が「六条大麦」最後の背の高いのが「ライ麦」。あと尼崎在住Y家自家採種の「…

草と土

コロナウィルスの影響を大きく受ける中で最近「パラダイムシフト」という言葉を耳にするようになりました。(※パラダイムシフトとは?メールの最後を参照) 実は僕の中で最近小さなパラダイムシフト?が起こりました。それは「草(雑草)」に対しての考え方…

5/5 流域畑のやさいたち

わろうだの前にある流域畑は食べものとしての野菜だけではなく、生きものとしての野菜を観察するための小さな畑。できればタネからタネまで循環する様子を見守っていきたいです(^-^) 八百屋として毎日野菜に接していても知らないことがまだまだいっぱい!野…

小松菜と流域のつながり

今朝は畑で収穫下固定種「しゃもじ小松菜」の間引きのお浸し。八百屋としては現在の様々な青菜類と交配した小松菜ではなく、昔の小松菜の味を知りたくて育ててみました。 とても優しい黄緑色のしゃもじ型の葉、軸は細めでしろなに近いです。味もとても優しく…

端境期

八百屋なのに今週は野菜がとても少ないです(笑) - なぜ野菜がないかというと9月末まで頑張ってくれていたナスやオクラ、ピーマン、ツルムラサキ、空芯菜などの夏野菜が終わりに近づき、秋まきの葉物やカブ、大根などはまだ育っている途中だから。夏野菜と…

白カブ、黒田五寸人参

ただ今、おだ農園さんの白かぶと黒田5寸にんじんが入荷しています。 おだ農園さんは鹿児島県の最北端にある伊佐市で有機農業を営んでいます。ほら、有機認証のシールも貼られています。 [photo] 鹿児島といえば温暖な気候なイメージですが、伊佐市は険しい山…