■自然栽培米農家ramoくんの田畑へ
三田市の自然栽培米農家ramoくんのところへお米「京都旭」の引き取りに行ってきました。今回はお菓子のミナルスイさんもramoくんの田んぼをみたいということで早起きして一緒に訪れました。
ramoくんのところに引き取りに行くのはいつも早朝6:00ごろ。この時期の米農家さんはとにかく忙しく、作業の邪魔をしないようにという配慮もあるけど最大の理由は「この時間の田畑が1番美しいから!」登ってきたばかりの朝陽に照らされてキラキラと輝く田んぼの景色は何度見ても素晴らしいなと思います。
今年は秘密兵器を導入したことで除草がうまくいっているということで稲の生育も良い感じということで時折笑顔も見られました。
ramo君は無施肥でお米を育てるために大豆と米の輪作をしていて、その効果を感じられるのが下の写真の圃場↓
左は前作もお米を育てていた田んぼ、右は前作が大豆の田んぼです。写真では少しわかりにくいかもしれませんが、田植えはまったく同じ時期なのに前作が大豆の田んぼは明らかに苗の張りやサイズが違っていました!下の写真は去年までお米を育てて今年は大豆を蒔いた圃場↓
お米づくりは一年一作。人生かけても長くて80回程度しか試すことができません。その年のお米の姿や生育の様子を成功も失敗もすべて噛み締めるように、心に焼き付けるように話してくれる姿が心に響きます。
次に案内してもらったのは何年も種を採りながら育てている黒米や赤米の小さな田んぼ。黒米は苗の軸が鮮やかな黒紫色で美しい。
今年はこの田んぼも除草がうまくいっていると話してくれました。「ちょっの田んぼに手を入れてみて」と言われてその手を入れると、土がトロトロでふわっふわ!
そのまま顔や身体に濡れるんじゃないかというぐらい滑らかなんです!このトロトロの層が光を遮ったり雑草の根が張るのを防ぐことで農薬を使わずとも除草に繋がっているんです。
田んぼの雑草は本当に手強くて、少し目を離しているだけでもあっという間にはびこってしまいます…。ramoくんも毎年さまざまな情報を集めたり、道具を工夫したりしています。
倉庫にはいろんな道具が並んでいるのですが、ramoくんが今年導入した「秘密兵器!」と呼んでいたのが写真中央の草取り機。
お米作りは草との戦いと良く聞きますが、ramoくんの経験上田植えから2週間が勝負!だと言います。この短い期間にいかに草を抑えるかがその後の草取りの労力の量や稲の生育を決めるみたいです。
いままでさまざまな道具や機械を試して来た中で、今回の草取り機はベストだと言います。ただ痒いところに手を届かせるためには独自のアイデアを駆使してカスタムが必須。ramoくんのカスタムは100均で見つけたというこの熊手↓
これを草取り機の手の間に取り付けることで綺麗に草を取り除けるのだとか。ただ熊手だけでは軽すぎて浮いてしまうので鉄のチェーンを巻き付けていました。農家にはこういう風に自分の土地や農法によって道具をカスタマイズしていく能力も問われているなと感じます。「百姓」とは本来そういうものなんだろうと思います。
今回ご紹介したramoくんの自然栽培米「京都旭」(農薬不使用無施肥)は下記フォームからご注文いただけます。
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