いろいろなタネたち
いまわろうだではさまざまな植物がタネをつけています。最初はラディッシュを播いたら何故か育ってきた赤大根↓
先の尖った不思議な形は地面に落ちた時に刺さるようにできているのだとか。写真のような若い鞘は「さや大根」という名前で食用にもされていて、生でサクサク食べたりサッと湯がいたりして食べられます。ほんのり甘くて微かに大根の香りがフワッと薫ってくる感じ。先週、淡路島西洋野菜園さんから届いたのでセットに入っていた方はラッキー!
観察していると大根は大きく手を広げるような形に成長して種を落とすようですね。こうやって少しずつ範囲を広げていくのかな?大根のタネが地面に刺さるところを見てみたい(笑)
あの強烈な香りからは想像もつかない可愛い花。そのあと緑色の丸いタネをいくつもつけます↓
このタネは乾燥させてスパイスとしてお菓子や料理に使われますよね。葉っぱよりもマイルドな香りで食べやすいので、パクチーが苦手な人も食べられるようです。
さて、次はタネの先に平たい板のようなものがついているこのタネ↓なんのタネかわかりますか?
花を見たらわかるかな?↓
ということでルッコラでした。それにしても平たい板はなんでついているんだろう?風で飛ばされるためかはたまた水に浮いて船のように流れていくのかも?ルッコラの原産地の環境などを考えるとわかるのかも。調べてみたら楽しいですね。
こちらは「しゃもじ小松菜」のタネ。ですが、何者かに食べられてしまっています!
実は大阪しろなのタネも同じように何者かに食べられてしまってボロボロ…。どうもこの手のアブラナ科の野菜のタネを狙う虫がいるみたいなんです。犯人を見つけたらまたご報告しますね!(興味のある方がいればですが(笑))
■犯人がわかりましたー↓
https://organic-crossing.hatenablog.com/entry/2020/05/25/115449
一方、こちらの「からし菜」のタネは食べられることもあまりなくすごく大量のタネをつけています↓
本当に凄い量で何粒とれるんだろう…という感じ。一粒万倍まではいかないかもしれないけど100倍にはなってると思う!肥料も何もやらずにこれだけタネを増やせるなんて植物は本当に凄いです。
その隣では時々ご紹介している「六条大麦」が黄金色に色づいています↓こちらもすごい数のタネ!!
実もパンパンに膨らんで梅雨前に収穫の予定。麦茶や押麦にするのがとても楽しみ!棹の部分はストローにしてminarusuy さんの「山のあなた」で使ったり、lichetteさんにヒンメリにしてもらう予定です。それまでにコロナが落ち着いていてほしい。小麦もいよいよ小麦色になり始めました。
今年は小麦を育ててみて、その姿の美しさに魅了されています。毎年タネをとるようにして流域の小麦を少しずつ増やしていきたいと思っています。