やさいとせかい

「めぐる八百屋 オガクロ」と「走る八百屋カー オガクロ」のオーガニック クロッシングです。

目を凝らす*耳を澄ます「ササゲと蟻3」

さてさて最近観察を続けている「ササゲと蟻の共生関係」。花外蜜腺の存在やそこに集まる蟻たちの生態について調べています。そしてお友達のaさんにこんな論文があることを教えてもらいました↓

■原著論文
ササゲの花外蜜腺に集まるアリはカメムシから莢果を守れるか?
小澤 朗人

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kapps/54/0/54_41/_article/-char/ja/

その後も観察を続けいたら、なんと!偶然論文の内容を証明する現場を目撃してしまいました!
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↑上の写真のようにカメムシの食害を受けている鞘には他よりも蟻がたくさん集まっていて、実際にカメムシを追い払ってくれていたのです!しかも現場の動画も撮影できました!動画はブログにはアップできないので、興味のある方はインスタを見てみてくださいね。

https://www.instagram.com/p/CDVM6ACFrpp/?igshid=216yhidgyqmo

これはあくまでも僕の仮説ですが、ササゲ自身が危険を感じて蜜腺からより多くの分泌物を出して蟻を集めているんじゃないかと思うんです。(ナショナルジオグラフィックに投稿しようかな?と妻に話したらエビデンスが足りないと一蹴されました(笑))
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植物や昆虫たちの関係性はきっとまだまだ知らないこと、わからないことがいっぱい。人間に不都合なことがあれば農薬や遺伝子組み換えなど使って人に都合良くすることはできるかもしれない。けれど自然は複雑な関係性やバランスで成り立っていて、ひとつでも手を加えてしまえばうまく循環していた環が崩れてしまうかもしれません。そうなるとあちこち手を加えないといけなくなって、本当は何を求めていたのかわからなくなってしまう。

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それって自然だけではなくて、たぶんいろんなことに当てはまること。ポイントはひとつひとつの物事を切り取って考えるのではなく、循環やめぐる環全体の中で判断することなのかなと思っています。ササゲと蟻の共生関係がそんなことを教えてくれているように思うのです。

目を凝らす*耳を澄ます「ササゲと蟻」2

ササゲに集まる蟻に注目しています。前回はササゲや小豆などが「花外蜜腺」という器官をもっているところまでわかりました。

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ただその意味まではわからず、誰か知りませんかー?と投げかけてみると、Wikipediaからこんな論文にたどり着けることを紹介していただきました!

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■原著論文
ササゲの花外蜜腺に集まるアリはカメムシから莢果を守れるか?
 小澤 朗人

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kapps/54/0/54_41/_article/-char/ja/

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この論文によると、やっぱりササゲと蟻は共生関係にあって、中でもクロヤマアリはササゲにつくカメムシを追い払ってくれることが実際に証明されているのだそうです。素晴らしいー!

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うちのササゲに来ているのはアミメアリという小さい種類みたいなので、こちらはカメムシを追い払うことは確認してされてないみたいです。もうすこし観察してみようと思います。

ササゲ類はアフリカが原産とされているので、その起源のころからこの器官があるとすれば、アフリカでも蟻か、または別の昆虫と共生関係にあったのかもしれませんよね。

 

 

目を凝らす*耳を澄ます。「ササゲと蟻」

先日、三尺ささげの蕾に、たくさんアリがのぼってる。なんでやろう?甘いのかな?と呟きました。

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ネットで調べてみると「アリはアブラムシを呼ぶから駆除しましょう」みたいなことが書かれていたけど、僕は違うと思ってます。多くの花が蜂を呼んで受粉するように、ささげがアリを呼んでいるんじゃないかと思うんです。

■不思議な器官「花外蜜腺」
その後も調べているとこんな記事を見つけました↓やっぱりちゃんと調査研究されている方がいるんですね!

ホクレン農総研 長沼研究農場 主任研究員 佐藤 久泰

■小豆の特性「花外蜜腺」
http://hikgw.web.fc2.com/box/mame_37.pdf

この研究によると小豆やササゲの仲間には「花外蜜腺」花以外から甘い分泌液を出す器官があるんだそうです。なるほどーそこに蟻が集まってきているみたいです。


ただ小豆などの花の構造から受粉を助けるというようなことは考えにくく、この記事の中でも何故、何のためにこの器官があるのか理由は不明ということでした…。しかもこの器官は小豆やササゲなやらあるけど、インゲンにはないらしい。ますます気になる(笑)
植物が意味のない器官や機能をずっと持ち続けているとは考えにくい。でも人の尾骨みたいに退化しつつも名残が残っているということなのかな??


あー気になるー誰か教えてほしいー。ぼちぼち農園の潮ちゃんとか、山口県の八百屋たまやのたまちゃんとか知らへんかなー??
というわけでこのまま悶々としながら能勢に野菜の引き取りに向かおうと思います(笑)めぐる八百屋オガクロは今日から通常通りの営業します(^-^)
#野菜の不思議 #ササゲや小豆の花は対に咲く #花外蜜腺 #ササゲ #三尺ササゲ #固定種 #在来種 #オガクロ #八百屋

網戸をDIYその2

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表庭側の網戸もDIY。材料としてストックしてあった建具から幅の合うものを選びました。でも高さが25mm大きかったので一工夫。下面の木は幅が十分にあるのでここから25mm切り出します。

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ローラーが着いているのでその部分を避けて真ん中を取り除いて↓

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ピタッと張り合わせるだけ↓

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めっちゃ簡単ですがパッと見た目はほとんどわからないと思います(^-^)自然素材はこういうことができるのでやっぱり良いですね。金属だとこうはいかない。

しかもローラーをそのまま使えるので一石二鳥!ここに網戸を張ればできあがりです。昔の建具は職人さんの技が光っていて本当に素晴らしい出来なのでできるだけ生かしていきたいです。

 

網戸をDIY

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庭が見えるように磨りガラスから大きなペアガラスにDIYしたメインの部屋。冬が寒すぎて家族から不評だったのでペアガラスを探していたらちょうど良いものが4枚合わせて数千円!で出品されていたので即購入。

高さ2mと少し大きかったので窓のサイズに合わせて一度鴨居を外して付け替えるという荒技ではめ込みました。この様子は以前にもご紹介しましたが改めて↓

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こんな感じ。ペアガラスは普通に購入すると10万近くすると思うのでかなり得した感じ。

窓を開けると気持ちの良い風が通るし、開放感もあってとっても快適!毎日庭がを見ることになるので綺麗にしようという気持ちも湧いてきます!家族も自然とこのスペースに集まることが多くなりました(^-^)

先日とある地方誌の取材を受けたときに「窓に合わせて家の構造を変えたんですか!?普通逆ですよね??」ととても驚かれてしまいましたが(//∇//)確かに普通逆ですよね(笑)

■夏の大敵!網戸もDIYで。

でも夏になってくると問題なのは「蚊」ですよね。窓が開けられなくて暑い暑い。しかし2mの窓に合う網戸ってなかなかないんです…。というわけで一念発起してこの連休中に網戸をつくることにしました!
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まずは廃材で枠を作って、トリマーで網戸を止めるゴムをはめ込む溝を掘っていきます。トリマーのビットが6mmしか持ってないのでゴムは一番太い6.8mmを購入。深さを7mmに設定したので2回に分けて掘りました。

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溝が掘れたら網戸を当ててゴムをはめ込んでいく作業。ゴムを入れると自然に網戸が張っていくので簡単です。
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最後は余分な網戸をカッターで切り落として完成↓なかなか良い感じです。
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あとはローラーを取り付けてレールに乗せたら完成です!が、このローラー取り付けるのがそこそこ大変。というのも木を掘り込んで納めないといけないのです↓

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もう21世紀なんだからもっとええ方法ないんかいな?と毎回思うこの作業…。昔の職人さんの技術の高さを実感する作業でもあります。

そして出来上がった網戸をはめてみる。

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うんうん。なかなか良い感じ。黒い網戸は外の景色が綺麗に見えるので良いですね。でも横から見ると蚊が出入りできそうな隙間がバッチリあいてました(笑)

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完成まではまだ時間かかりそうです。

 

お醤油天地返し7回目

今日はお醤油の天地返し。1枚目の写真はコロナの影響で昨年仕込んだお醤油の搾りができず、2年熟成に突入したもろみ。これがとんでもなく美味しいんです。

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表現に困るぐらい複雑な旨味の後に徐々に感じる甘み。その後、香ばしい香りが鼻から抜けていきます。もう搾らなくてもいいからごはんもってきてー!と叫びたくなる美味しさ(笑)

2枚目からは今年仕込んだお醤油。こちらも順調に熟成していて、気温が上がるとやっぱり旨味が強くなる。
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でも過去の記録を見てみると外気温もお醤油の温度も昨年の6月と同じ。雨ばかりで日照時間の少なさが影響して1ヶ月遅れということかな。
意図してはいなかったけど同じ環境で1年目と2年目のもろみが並んでいるのは貴重な経験。このまま様子を観察していきたいと思います。
#おひさま醤油 #お醤油仕込みも10年目 #毎年美味しくなるなぁ#早く搾りたい #オガクロ #八百屋 #宝塚市 #猪名川町

目を凝らす*耳を澄ます。「ササゲと蟻」

三尺ささげの蕾や花に、たくさんアリがのぼってる。なんでやろう?甘いのかな?

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ネットで調べてみると「アリはアブラムシを呼ぶから駆除しましょう」みたいなことが書かれていたけど、僕は違うと思ってます。

多くの花が蜂を呼んで受粉するように、ささげがアリを呼んでいる可能性もある。いずれにしても何か意味があるのかな?と思って観察してみようと思います。
■ささげの花は対に咲く

ささげの花は対になって咲くのも不思議。だから2本の豆がツノのように伸びてくる。

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長い進化の過程の中でこの形を選択したのはどういう理由からなんだろ?とか考えれば考えるほど面白いです(^-^)
風の谷のナウシカ特別公開中
昨日は下の子と一緒にいま全国の劇場で特別公開されている「風の谷のナウシカ」を見に行きました。1984年公開の映画だから、僕がほぼ下の子とほぼ同じ9歳、36年前の映画です。
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漫画は全巻もっていて何度も読み返しているし、映画も何度も何度も見たけれど、やっぱり素晴らしかった。本当に。内容も時代を超えていると思う。
自然も、人も、善悪だけでは捉えられないし、ある人にとって正しいと思うことがある人にとってはまったく逆のことだってある。だからこそ常識にとらわれることなくそのものの姿や生き様を観察することが大切なのだと思います。
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自然の仕組みは複雑で、長い時間の中で洗練されとても高度にデザインされているはず。ささげに集まるこのアリたちも、花が対に咲くことも、どんな意味をもっているかなんて簡単にはわからない。だからしっかり目を凝らすこと、耳を澄ますことを忘れないようにしたいと思います。