やさいとせかい

めぐる八百屋&走る八百屋CAR「オガクロ」オーガニック クロッシングのブログです。

■木頭ゆず収穫1日目 2023/11/18-19

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高知県との県境に位置する木頭地域は徳島県の中でも最深部。

18日は朝から雪がちらついていて風も強いということで、本当に辿り着けるのか!?とヒヤヒヤしていました。近くまでくると雪はまだちらついていたものの、時折晴れ間も見えるまで天候も回復!遠くに見える石立山ので山頂付近は雪化粧をしていました。
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いつもお世話になっているケイ兄さんのゆず畑に着く頃にはすっかり天気も良くなって、ゆずの収穫にはもってこい。なので日が落ちるまで頑張って作業することにしました。
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毎度一緒に来ているみくり食堂さんはもう勝手知ったるなんとやらで、サクサクと作業に取り掛かってくれます。
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リシェットさんも3回目かな?作業の内容も把握してくれているので、今回初めて参加のオガクロスタッフTちゃんにも収穫の仕方を教えてくれてます。
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ミナルスイさんももうベテラン。でも高枝切りバサミの扱いには毎回苦戦しています。

高枝切りバサミは切った枝を挟んで掴む機構があるんですが、ゆずはトゲがあるし枝が入り組んでいるのでクルクル回しながら収穫する必要があるんです。ただそのクルクル回しているうちに、どっち側で掴めるのかわからなくなってしまうのが難点。切る向きを間違うとゆずが「あーれー…」と落ちてしまうんです。

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この日は日没までの2時間程度で2ケース半、約50キロ分を収穫。短時間の割にはしっかり作業できました。これなら明日も早めに終われそう!

宿に帰るため道具を片付けていたら、畑の側の倉庫でおじちゃんがゆず搾りをしていたので、作業を見せてもらいました。
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木頭では各家庭に自分で作ったゆず搾り機があるのが普通。それぞれデザインや機能などこだわりがあって見ていて面白いんです。

このおじちゃんのゆず搾り機は座って搾りやすいようにハンドルに湾曲した木を使っていることや、小玉のゆずが2ついっぺんに搾れることなど。
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デザインも秀逸で皮はまっすぐ排出され、果汁と種は横に流れ出る仕組み。作業に最適なように改良されてきた形と無駄のない機能がとにかくカッコいい!木頭のゆず搾り機を全部見てみたい衝動にかられます(笑)

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最後にお世話になっている玄番さんがはちみつゆずジュースを作ってくれて、ホッと一息ついてから宿に向かいました。f:id:organiccrossing:20231120092935j:image

この日の宿は和無田地区にある「ネクストチャプター」さん。アメリカ人とスウェーデン人の2人が運営しています。この宿がとにかく快適でリラックスできて最高でした!

僕が最初に木頭を訪れた15年ほど前には宿泊施設は全くなくて、お世話になっていた農家さんが管理していたダム反対資料館に泊めてもらってました。

暖房は囲炉裏しかなく、炭がなくなると室内なのに凍りつく寒さでほとんど寝れなくて、一晩中日本全国のダム反対運動のビデオを見続けた思い出があります(笑)それがいまではこんなに快適な宿があるなんて!時代は変わるものですね。

夜ごはんは自炊。メンバーはほとんど料理人だし、野菜はオガクロ担当なので食べ物には困りません。この日は超ローカルスーパーで仕入れた新鮮な魚とお肉の鍋や木頭の紅葉の名所、高の瀬や未来コンビニで仕入れたかきまぜや大根飯などならんでとにかく豪華!おなかいっぱいになって眠りにつきました。

つづく