まだ早い??大丈夫??と自問自答しながら梅雨に入る前に収穫することを決めた麦たち。
収穫して軒下に干した翌日から大雨が1週間近く続き「収穫しておいてよかったねー!」と胸をなでおろしていました。
ところが!梅雨の中休みで晴れた日に様子を見てみるとなにか違和感が・・・。なにか・・黒い?
よく見ると、こっこれは!カビではないですか!!ショック!
わろうだは森と田んぼ、さらに近くには猪名川が流れているため、ただでさえ湿度がとても高く家の中に置いてあっても自然素材でてきているものはほぼカビてしまいます。そのような環境の中で今回は1週間近い長雨と高い湿度にさらされていたため表面にカビがでてしまったのです!!これは大変!と大急ぎで穂を取り込みました。
そしてよく見るとカビがついてしまったものが多いものの、少数なにも変化のない穂もありました。並べてみると明らかに色が違います。
左がカビてしまったもの、右はカビていなかったものです。見るとわかるように右のものは完全に乾燥していて穂に水気がまったくないのです。なかの小麦もとても綺麗!他のメンバーと相談してこの完全に乾燥しているものを来年のタネに置いておこう!ということになりました。すこしでも残っていてよかった!
穂を指でゴシゴシ擦るようにするとポロポロと小麦がでてきます。しかしこれでパンを焼こうと思ったらどれほどの麦を栽培しないといけないんだろう…と考えただけで気が遠くなりそうです(笑)
小麦は収穫が梅雨とかぶるため収穫のタイミングも難しいのですが、その後の管理も難しいということを今回経験から学びました・・・。そう考えると梅雨の時期に水田に苗を植え、乾燥していく秋に収穫を迎えるお米はやっぱり亜熱帯の日本の気候にあっているのだなあと思いました。
さてさてこのカビてしまった小麦も中だけ取り出せば食べられるはず。マスクをして脱穀がんばってみようと思います。切り離した棹の部分も改めて天日干し。干し草のようなとても良い香りがしていました。
ストローの方は問題なくできそうです。こちらもまたご報告しますね。