やさいとせかい

「めぐる八百屋 オガクロ」と「走る八百屋カー オガクロ」のオーガニック クロッシングです。

やさいはいきもの「オクラ」

めぐる八百屋オガクロがタネからタネまでやさいの生き方をご紹介する「やさいはいきもの。」シリーズ。今回は「オクラ」。オガクロにも来週からすこしずつ入荷しはじめる予定です。(写真はスターオブデイビッドという多角形の大型のオクラ↓)

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独特のヌメリと食感でいまや日本の食卓にも欠かせないオクラ。もともとはアフリカ北東部が原産と言われているアオイ目アオイ科オクラ属の植物。写真の花をみるも如何にも南国という感じがしますね。

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なんだかハイビスカスに似てるなーと思った方は鋭い!ハイビスカスも同じアオイ目アオイ科の植物なので見た目が似ているんですね。

■オクラの語源と原産地

オクラの語源は西アフリカの国ガーナの現地語「nkuruma(ンクラマ)」という発音をオクラと聞きとったと言われていて、英語でも「okra」と発音するそうです。

いまではオクラという呼び名が定着していますが、日本に入ってきた当初は「アメリカ・ネリ」と呼ばれていたそう。ネリは辞書で調べると「トロロアオイの根からとれる透明な粘液」と解説されています。同じアオイ科ですしあのヌメリに由来する名前だったんでしょうね。

そういえばオクラ以外にもツルムラサキ(熱帯アジア原産)やモロヘイヤ(インド原産)など暑い国が原産で真夏にも収穫できる野菜には独特の粘りがありますよね。野菜が進化の歴史の中で厳しい暑さにさらされて、水分の蒸発を防ぐために身につけた能力なのかもしれません。

切れ込みのある独特の形の葉も、光合成をしながら葉からの水分の蒸散を最小限に抑えるための形だと本で読んだことがあります。野菜の少なくなる真夏に収穫できるのは野菜たちの不断の努力によるものなのかもしれません。

■オクラもいろいろ

一口にオクラといっても一番一般的な「五角オクラ」以外にも「島オクラ」のような丸いものや、最初に写真でご紹介した「スターオブデイビッド(ダビデの星) 」のような大きくて多角形のもの「クリムゾンスパインレス」のような小さくて多角形のもの、他にも「赤オクラ」のように茎や葉っぱ実に至るまで赤いものなど、いろいろとあります。

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それぞれに特徴があるのですが、丸オクラやスターオブデイビッドは大きくなっても固くなりにくいので最近育てる農家さんが増えてきました。

赤オクラは色が鮮やかで生食するには良いのですが湯がくとなんとも言えない残念な色になってしまいます…(//∇//)これは赤オクラの色素が水溶性なのでお湯で溶けて流れてしまうからなんです。

■5/17 タネ蒔き

アフリカ北東部のような暑い地域の野菜なので種まきは気温が高くなってから。平均温度が25°にならないと発芽しないみたいなので少し早かったかな?

ところでオクラのタネは見たことありますか?僕のタネのデザインランキングではかなり上位に入ってくる独特の形↓

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開くと丸いタネがコロコロと並んでいてとても可愛い(^-^)

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ザルにだしてみるとこんな感じ↓

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すこーし緑がかった色も綺麗で、虫眼鏡などで見ると表面に細いラインが何本も規則正しく並んでいて、その姿はまるで惑星のよう!本当に美しいのでぜひ一度拡大して見てみることをオススメします!これからオクラの成長もレポートしていきますね。上手く育ってくれればの話ですが(笑)

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オクラのタネを取り出したあと残った鞘もこれまた秀逸なデザイン!飾っておきたくなります。
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またオクラの成長をおっていきます。オクラのタネが欲しい方はオガクロのお店に置いておきますのでスタッフまで声をかけてくださいね。