昨日「季節を頂く会ー山椒」を開催しました。
「わろうだ」はまだ絶賛改装中なのですが、山椒が収穫時期を迎えたため、わろうだの試運転のような形で企画しました。気温は高かったのですが曇り空の合間に陽が差す程度だったので快適に収穫できてよかった。
山椒の収穫は1人でやると気の遠くなるような作業なのですが、みんなでやるとワイワイ楽しみながらできます。あっという間に大量の山椒が収穫できました!
収穫の次は実を枝から外す作業。
こちらもチマチマとした地道な作業なのですが、みんなで輪になってやるとあっという間に終わりました!マンパワーってすごい!
枝から外した実を次はアク抜きのためにたっぷりのお湯で湯がいていきます。
さて、この湯がく時間なのですが、ネットで調べるとさまざまな情報がでてきて、本当のところが良くわからないんです・・・。収穫してからどれぐらい時間が経っているものなのかにもよると思うのですが、今回は収穫したての実ですので、実験的に湯がく時間を「1分」「2分」「3分」「8分」と4種類やってみました。
湯がいたあとは試食。まずは原点から、ということで生の実をかじってみます!
が、やめといたらよかったです(涙)苦みとエグミのあとピリピリと痺れる辛みが来てもう口の中が大変なことに。15分ほど試食できない状況になってしまいました。
口の中が落ち着いてきたところで試食再開。
まずは「8分」から。実がフニャッとしていて香りはするけど物足りない感じ。色もくすんでしまいました。
次は「3分」。これは美味しい!エグミは抜けていますが味も香りも痺れる辛みもしっかりと残っています!
次は「2分」。ちょっとエグいかな・・。ん、苦みもある。そして辛い!
最後に「1分」。ひー!生とほぼ変わらない感じで口の中が大変なことに!!
ということで湯がく時間は「3分」で行きましょう!ということに落ち着きました。
ただ醤油漬けやオイル漬けにする場合は直接食べるわけではないので生のまま掘り込んでも違和感なく使うことができます。
湯がく時間も決まったので、全部湯がいて水に30分程度さらしておきます。
その間にお待ちかねのお昼の時間。
土鍋で炊いたごはんに山椒の塩漬けを混ぜたり、生でスライスしたカブやレタスに山椒オイルをかけたり、茹でたスナップエンドウや絹さやを山椒醤油でいただいたり、と山椒料理を楽しみました。どれも美味しかったー。
今回のごはんはみんなで作ったごはんやお味噌汁、おかずを並べて各自取り分けてもらう「ビュッフェスタイル」にしてみました。結構うまくいったのでもう少し改善しながら良いものにしていきたいと思います。
ごはんを食べ終わったあとは水気を切った山椒を瓶に入れて「塩漬け」「醤油漬け」「オイル漬け」の中からお好みの方法を選んで漬けてもらいました。
今回は圧倒的に醤油漬けが多かったです。とにかく美味しかったし、なんにでも使いやすいのが支持された理由かな?
塩漬けも山椒の重量の10パーセントの塩を入れてフリフリするだけなので手軽です(^。^)
さて、絶賛改装中のなか開催した「季節を頂く会ー山椒」参加していただいたみなさんにはとても喜んでもらって安心しました。これからもわろうだを使ったさまざまな企画を考えていきたいと思います。
またわろうだは料理教室や作品の展示会、お話会や映画上映会などに使ってもらえる「キッチン付シェアスペース」として貸し出す予定です。詳細が決まればまたご案内させていただきます。