やさいとせかい

めぐる八百屋&走る八百屋CAR「オガクロ」オーガニック クロッシングのブログです。

土と水と微生物の本2冊

■八百屋CARは快適空間

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オガクロ八百屋CARの移動販売は50分で次々と移動するのでお客さんが多ければ大忙し、逆に少ないとめっちゃ暇、という浮き沈みの激しい仕事です(笑)

なので空き時間をできるかぎり有意義に使えるように車を快適に使えるように足を伸ばして座って本を読むことができるように工夫しています。こんな感じ↓

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さらにotimoのドリップパックがあれば珈琲も入れられるので、最高に快適な時間を得られます。しかも野菜を届けている方がみなさん美味しいおやつを作られるので、珈琲のお供にはことかきません(笑)
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実は八百屋CARとして販売できる状態でも183cmの僕が身体を伸ばして寝ることもできます!が滅多に出番はありません!あったら販売がめっちゃ暇ってことだから逆に困りますよねー。寝てたら起こしてください。

■いま読んでいる本

お客さんを待っている時間のお供にはその時々で肝心のある本を持っていきます。いま「土中環境」はtomtom natural market @tomtom_naturalmarket さんが扱っておられるのを発見!お願いして送っていただきました。

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まだ読み始めたばかりですが、土の中の水や空気の流れ、微生物の活動や役割など興味のあることばかりでうんうんと頷きながら読んでます。かなりマニアックな本だと思っていましたが同じ本を穀菜食堂なばなさんが読んでいてびっくりしました!さすがです(笑)

もう1冊は「土壌微生物の基本」。タイトルはよくある感じですが、中身はかなり専門的でディープです。土壌微生物のDNAを発光させた顕微鏡写真はまさに銀河のよう。とても美しいです。
コロナウィルスもそうですが、普段見ることのできない微生物や菌たちの社会や世界、営みと人の暮らしは密接に関わっていて、その世界のことをもっと知りたいなーと思っています。抗生物質が世界中の土壌から探し出されて作られていたということも初めて知りました。

■土が汚いって本当?

昨今、土は汚い、細菌だらけ、手を洗いなさい!と教えられている子どもも多いと思いますが、生きるために必要不可欠な土や微生物のことを大人がもっと学ぶべきだと思うのです。
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微生物や菌のことを想像しながら土や草に触れていると、いままで苦痛だった草刈りがすこーし楽しくなったというお話は前回のブログ「草と土」の中でもご紹介しました。

そうそう、最近降り続く雨で家の木が濡れてしまっていて困るのですが、片付けようとおもって持ち上げるとすごい数の小さな虫や昆虫がワラワラと散らばっていきました。

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木が濡れるとそこにはすぐに菌やカビ、小さな生き物たちが集まってきて木を分解しはじめます。これも木が土に戻るためのとても大切なプロセス。木の家の大敵、シロアリだって木を土に還そうとしているだけなんですよね。

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最近、水の災害が毎年のように起こっていて水の怖さを実感します。でも水があることで菌やカビ、微生物や小さな生き物たちが活動できて木や生き物を土に還すことができるんですね。このことを忘れてはいけないなと思うのです。