昨日は「めぐる流域みそ仕込み2019」の仕込み日でした。
6月にみんなで畑に種を蒔き、育て、収穫・脱穀・選別してやっとたどり着いたこの日!2晩水に浸してプリプリになった流域大豆はそれはもう綺麗で輝いていました!!
めぐる流域みそ仕込みは、自分たちの暮らしている地域の環境を実際に訪れたり、一緒に作業し感じながら、自分達が日々食べる物を自分達の地域で自給していこう!という取り組みです。
八百屋を営んでいると「地産地消が大切、顔の見える関係を」とずっと叫ばれていますが、どうもいまいちうまくいっていない気がしてなりません。
そんななか、農山村部と市街地に住む人たちがお互いが一歩ずつ歩み寄って、直接顔を合わせコミュニケーションを取ることが一番なんじゃないか?とはじめた取り組みで、すごく手ごたえを感じているんです。
と、難しいことはさておいて、とにかく気楽に楽しみながらできるのがめぐる流域みその良いところ!開催地はオガクロの交流拠点「わろうだ」です。田舎の超古民家なので火が炊き放題なのが良いところ!「火遊びはー小さいころからーしてなんぼ!」(出口一句)という考え方です(笑)
大豆を蒸すのにも薪は山ほど必要です。この薪も流域の山々に集めに行きます。その時に身近な山の環境や状況も知ることができます。
集めてきた薪はもちろん割らないとどうにもなりません!これが結構な重労働・・・。でも楽しいので子どもから大人まで夢中になれます。
けせら畑の松岡くんも鉈で手際よく焚きつけを作ってくれました。けど湿ってたので燃えませんでした・・・このあたりのちょっと抜けてるところが松岡くんと良いところ(笑)
彼が何年もかけて修行し目指してきた「お醤油搾り師」も、今年は師匠に認められそうだということ!ついに流域の搾り師が誕生しそうです!
※オガクロわろうだではお醤油仕込みもやっています。詳しくはこちらから↓
2日かけてしっかりと水に浸けた流域大豆を、3時間以上かけて蒸します。この時にしっかりと蒸して甘みを引き出すことが重要!蒸しが甘いと大豆本来の甘さがでません。また柔らかく蒸せていたら後の作業がとても楽ちんなんですよー。
大豆が蒸しあがる直前ぐらいに参加者の方々が到着。さっそく「塩切り」の作業に入ってもらいます。
この「塩切り」の作業をできるだけ丁寧にすることが大切。優しくでもしっかりと麹と塩をすり合わせていきます。
めぐる流域みそ仕込みに使う材料はたった3種類だけ。
①みんなで育てた流域大豆(無施肥栽培)
②ありがとんぼ農園の白米麹(無施肥栽培)
③五島列島の自然海塩(鉄釜と薪で煮詰めています)
八百屋で良く聞くのが大豆と麹にはとてもこだわっているのに塩をお安いものにするという話。でも考えてみてください!材料はたったの3種類だけ。塩は味の33パーセントをしめてるんですよ!絶対にこだわった方が良いというのが僕たちの考え方。
というようなお話をしている間にふっくらと蒸しあがった流域大豆!!!さっそく試食してみると・・・・
「あまーい!」
「うまいいいいい!!」
「美味しいーとまらなーい!」
と絶賛の嵐(笑)本当に甘くて美味しくてこのまま全部食べちゃいそうなぐらいでした。無施肥栽培した大豆には余分なエグミや渋み、苦味がないのが特徴。なので大豆本来の味をしっかりと味わうことができます。参加者の中には「いままで食べた大豆の中で一番美味しい!」と言ってくれる方も。種を蒔くところから育ててきた身としては嬉しい限りです。
蒸しあがった大豆は木の臼と杵を使って潰していきます。この方法だとあっという間に豆を潰すことができます。潰れてない大豆が残るのも重要で、こういう大豆があることで適度に隙間ができることで菌が活性化して熟成がうまくいくのではないか?と師匠が言ってました。
まー、早くて簡単とはいうものの、重労働なんですけどね。みなさん最初は楽しく笑顔ですが途中から手伝ってくれる人が激減します(笑)
今回写真をとったのはここまでで、あとはバタバタしてしまって写真がとれませんでした(汗)でもとっても良い味噌に仕上がったと思います!一年後が楽しみです!
「めぐる流域みそ仕込み」は2月16日(土)に2回目の仕込みを開催します。みなさんぜひご参加くださいねー。
参加希望の方は
電話&FAX:0797-20-5472(めぐる八百屋オガクロ)
メール:contact*organic-crossing.org(*を@に変えてください)
インスタ:「オガクロ」で検索(organiccrossingでも)
フェイスブック:「オガクロ」で検索(organiccrossingでも)
なんらかの方法でご連絡お願いします!
また、ご家庭で仕込む手作りみそセット(大豆1kg 麹1kg 塩400g)も販売しています。
お気軽にお問合せください。