10/16(月)。この日は朝から金木犀のシロップ作り。
人の都合より花の都合を最優先にした強硬スケジュールに反応してくれた宝塚のジェラート屋さんジェラテリア・リントッコさんとオガクロ常連さん+オガクロ2人の4人で頑張りました!
まずは花を枝ごと収穫。3日前はまだ蕾だったのに2日前の雨からの晴天→暖かさの影響で一気に花が咲いてしまいました。
いろいろ調べているとシロップ作りにベストなのは5分咲から7分咲ぐらい、ということでちょっと過ぎてしまったかも。金木犀は作業のできる日と開花の日を合わせないといけないので、なかなか大変だなと実感しました。
咲ききったものは花びらが白っぽくなってしまうので、できるだけオレンジ色の濃い花を選んで収穫。そのあと花だけをプチプチと摘み取っていきます。これがなかなか根気のいる作業。
リントッコさんはこういう作業が好きだということで黙々と作業に没頭してます。作業もとても丁寧。ジェラートの素材の準備も表には出てこないこういう地味な作業の連続だそうです。
やさい用のコンテナ1杯の枝から花を集めて量ってみると30g!
金木犀のシロップのレシピを調べてみるとみなさんバラバラ。いろいろな情報を総合して今回チャレンジするレシピをまとめると↓
□砂糖と水(またはワイン)は 1:1
□金木犀の花 0.3
に決めました。今日は砂糖が2kgあるので、それに合わせると花は600gぐらい。って、いやいやこの20倍集めるのは時間的にも労働的にも無理でしょ!!
ということで砂糖500g分に対しての花150gに目標を設定して作業再開。
花を摘み取るのはそれほど大変ではないのですが、そこに混ざったゴミや虫、あと軸を取り除くのが大変。軸なんてついててもええんちゃう?という心の声を何度も聞きながら、初回だし真面目に取り除きました。
さぁ!これでどないやっ!
おおっ!180g!目標を超えました!素晴らしいー。ここまで集めるとなかなかのボリュームです。さてこの時点で予定の時間を大幅にオーバーしていたので、このあとは駆け足の作業。
ただ花の準備さえ整えばあとは簡単。分量通りの水またはアルコールを飛ばしたワインに砂糖を溶いて、溶け切ったところに花を投入。湯気と共に良い香りがあたりに広がります。
その後弱火にして3分程度煮込めば出来上がり!
熱々のシロップを煮沸消毒した瓶に詰めます。ちょっと花が多かったかな…。
出来上がった金木犀シロップは甘さの中に花の香りが閉じ込められていて蜂蜜に近い感じ。試食したみなさんからも「これ蜂蜜入ってる?」と何度も聞かれました。
お湯で割ると花が揺らぐのがとても可愛くて、湯気にのって香りも広がって美味しい!あとはお菓子に使ったり、ヨーグルトやチーズにかけたりが美味しそうですね。またやってみよう。
初めての金木犀のシロップ作り。想像以上に手間暇がかかりますが、秋の一瞬の香りや色、風景をシロップの中に閉じ込めることができるのが魅力ですねー。また来年もタイミングが合えば企画したいと思います!
■おまけ
この日は賄い朝ごはんを作りました。
□万願寺&伏見甘長とうがらしの焼き浸し
fromさとのくらfarm(神戸市北区)
□モロッコインゲンの生姜醤油和え
fromべじたぶるぱーく(能勢)
□焼きクリムソンスパインレスオクラ
fromすみれファーム(能勢)
□焼き神子原&金澄蓮根の食べ比べ
□流域青大豆枝豆
from藤田農園(猪名川)
□大根と油揚げのお味噌汁
from秋場農場(北海道)
□銀寄栗の栗ごはん
fromべじたぶるぱーく(能勢)
途中おやつに作った枝豆と栗のおむすびも大好評。どちらも美味しかった!