やさいとせかい

めぐる八百屋&走る八百屋CAR「オガクロ」オーガニック クロッシングのブログです。

枯れてなお美しい豆たち

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八百屋カーで野菜を販売しながらあいている時間でオガクロの畑で育った常吉あずき(流域あんのタネ)と青大豆(流域みそのタネ)のタネ採りをしました。
本当に赤い宝石のようなあずき。

あずきは一房ずつ熟していくので収穫が大変!毎日見回りをして丁寧に収穫していかないとあっと言う間にカビてしまうのです!うちもかなりカビてました(^◇^;)その手間暇も含めて宝石というに値するなぁーと思います。

青大豆もなんとも言えないウグイス色でとても綺麗。もともとは違う地域の大豆ですが、猪名川流域で3回目のタネ採りなので、そろそろ地域の気候にあってきたかな?

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脱粒作業をしていているとき、たくさんある枝の中で持った瞬間に「おっ!これは良い!」と感じた一本を来年のタネ用に置いておきました。

枝の張り方や形、重さ、鞘の色や乾燥具合などベストな一本!葉が少なくて豆がたくさんついているのも特徴。虫食いも極端に少なくて、95%ぐらい良い豆になっていました。

それでもけせら畑の松岡くんの畑の大豆には全然かなわない!松岡くんの畑にはベストな状態の豆がたくさん育っていたんです!

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上の写真をみると枝振りが整っていて横に伸びる枝がとても少なくほとんどが豆だということがわかります。葉もほとんどついていませんでした。

この枝だけて350粒以上、全体の重さの実に80%が豆の重さでした。ほかの農家さんの豆を何度も計ってみましたが、平均60%〜65%ぐらい。

この違いの理由はわからないのですが、松岡くんが実践している水と空気の流れを考えた方法の効果や、不耕起、無肥料、無農薬栽培が功を奏しているのかもしれません。

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脱粒したあとのあずきの鞘のクルクルや、大豆の鞘のカラカラも魅力的。枯れてなお美しい豆たちは本当に素晴らしいですね(*^▽^*)これからも種取りを続けていって、いつか流域の豆として定着することを目指しています。

尼崎のこども食堂「まあるい食卓」さんが流域みその取り組みについて詳しく書いてくれています↓

http://blog.goo.ne.jp/maaruisyokutaku/e/e73096aaf58a24a4d35f1769e056fa9e

流域のみそのたねはどなたでも参加できます(*゚▽゚*)参加していただいた頻度に応じてタネを受け取ることができますので、頑張れば全て自家製の味噌を仕込むことも夢ではないですよー。ご参加お待ちしています!


#流域みそのたね
#流域あんのたね
#流域をつなぐ暮らしかわのわ