2月も中旬になると一軒の農家さんから入荷するやさいがだんだん少なくなってきます。この時期、畑は「端境期/はざかいき」に入っていきます🤔
■端境期とは?
オガクロのお客さんには毎年解説をするのでご存じの方も多いと思いますが、改めて解説すると「端境期」とは収穫できる野菜がとても少なくなる時期のことです。
夏から初秋の8~9月と、冬から春にかけての2月~5月の年に2回やってきます。夏の端境期は夏野菜の名残と秋口からでてくる野菜があるので短めなのですが、冬の端境期は真冬は気温が低すぎて種をまくことができないので、暖かくなってから種まきや苗の定植がはじまり収穫できるまでの3~4ヵ月ととても長いのが特徴です。
□春は菜花や葉玉ねぎ、葉にんにくなどからはじまります。
■やさいのある時、ない時。
ちなみに端境期にどれぐらい野菜がないかというと、野菜が豊富なときの八百屋CAR↓
端境期の八百屋CAR↓
とこれぐらい違います(泣笑)2枚目の写真は一日の販売後半の様子なので少し誇張しているとも言えますが、野菜の豊富な時期なら販売の後半でもここまで寂しいことはないんです…。
これほど長い期間八百屋に野菜がないと商売あがったりなの?と思われるかもしれませんが、1月下旬から入荷する柑橘類や、2月頃から入荷する乾燥豆を販売したり、縦に長〜い日本列島なので九州あたりから早めに葉物が入荷したりします。季節のリレーがとてもありがたいのですー。
次回の出口の入口では花を咲かせる準備をはじめた野菜たちの選び方や食べ方のコツなどをご紹介しようかと思います。