やさいとせかい

「めぐる八百屋 オガクロ」と「走る八百屋カー オガクロ」のオーガニック クロッシングです。

■めぐる流域のお話

2月3日、節分の日にオガクロのお隣「つばめ軽食店」さんでめぐる流域のお話をさせていただきだきました(^-^)

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今回は京都の豆屋「楽天堂」さんの主催で豆料理クラブの会員さんや小さな仕事塾の塾生さんを中心にオガクロのお客さんにも参加していただきました。

みなさん住む地域も職業も様々で、看護師さんや小児科の先生、同業の八百屋さんから料理をする方、林業、農業に携わる方まで幅広い人たちとめぐる流域という考え方をシェアすることができました。

 

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東日本大震災のあと、いざという時に支え合うことのできる循環する地域のことを考えはじめ、具体的な形として流域のことに動きはじめて4年が経ちました。

最初は「流域?なにそれ?」と言われることが多かったのですが、いまはお話するたびに伝わっていると実感できること、自分の地域のこととして受け止めて動こうとしてくれる人がたくさんいることがとても嬉しいです。

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ひとつの川の源流から海まで広がる「流域」というコミュニティの中には、山、森、川、村、田畑、町、海まであらゆることが内包されています。それは自然環境や地形というだけに留まらず、例えば少子高齢化や農業人口の減少、またいじめや孤独、貧困などの問題まで幅広く含んでいます。

「ミクロとマクロは相似形」というのはある方の言葉ですが、身近なひとつひとつの事象、現象、また問題点はよく見てみると大きなことに共通している、ということがよくあります。(ブログのタイトル「やさいとせかい」にもその考え方が反映されています)

めぐる流域、流域の循環という捉え方にはある種の普遍性があると考えていて、自分たちの地域や仕事に置き換える形でいろいろなところで取り組んでもらえたらいいなぁと思います。

楽天堂さんが主催されている取り組みの中に「小さな仕事塾」があります。僕もその参加者の1人なのですが、流域という範囲の中で自分の仕事やその役割を考えるというのは、小さな仕事をはじめるとき、また続けることに役に立つんじゃないかなと思います。


また今回、僕が八百屋として山から海までを走り回る中で感じている「山や里の人と町の人では話す言葉が違ってきている」というお話をさせていただきました。

言葉は身近な暮らしの中で生み出されていくもの。同じ言葉でもその先にイメージするもの、紐付いているものが違っていればその意味は変わってきます。

例えば山や里の人と町の人が同じ「にんじん」という言葉を使ったとします。山や里の人はにんじんの葉や花や田畑の風景を、町の人はお店に並んでいる光景やさまざまな料理を想像する、というような違いのことです。

そう考えるとたった50キロしかない猪名川流域の上流と下流でも、これだけ環境が違ってきていることを考えると言葉が違ってきていておかしくないと思います。そして「お互いを理解し合うためにはちゃんとコミュニケーションをとらないといけない」という問題意識とその事実に対するアプローチは必要なのかなと思っています。

そしてそれがめぐる流域、循環する地域への第一歩だと考えているし、またその魅力や抱えている問題を伝えていくこともめぐる八百屋の仕事だと思っています。

これからはオガクロが野菜を届けている各お店を中心にめぐる流域のお話をすこしずつしていきたいと考えています。興味のある方はご参加ください。

次回は2月17日(日)に大阪府池田市の「みくり食堂」さんで15:00-17:00までお話させていただきます。資料の準備もあり要予約となりますので、みくり食堂さんへご予約お願いします。