やさいとせかい

「めぐる八百屋 オガクロ」と「走る八百屋カー オガクロ」のオーガニック クロッシングです。

九州山口の旅③ 山間の暮らしと農業②

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さて、前回のふぁーむ堀口さんの畑の続きです。

ラリードライバー並みの運転技術で車一台やっと通る道を駆け上がってきて車を停めた堀口さん。

「ここが柑橘畑ね」

と言われて見回しましたが、んー畑というより山ですかね(^c^;)?

「良く見たらミカンの花が見えるでしょ?」

と言われて良く見ると確かにミカンの花が!

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近づくととても良い香り!一度見つけると一気に柑橘の木が見えてきて、あたりは山から柑橘畑に変わりました(笑)

「ここはクレソンの畑」

と指差された場所には確かにクレソンの白く可憐な花が咲き誇っていました!右の土手も草に覆われていますが石垣のようです。つまりここは段々畑なんですね。

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「いまはもう管理する人が少なくなってしまって荒れているけど、昔は柑橘の段々畑だったのよー。」

と堀口さん。この地域の村々でも高齢化や少子化がとても大きな問題になっているんですね。

お客さんから注文をもらったら、あっちで野菜、あっちで柑橘、あそこで山菜、と点在している畑を回り収穫していくのだそうです。収穫といってもラリーのような厳しい道を走り抜け、ときにはスイッチバックで山を登り、車を停めれば自らの足で駆け上がり、というアドベンチャーレースのような状態・・・。都会から注文するだけではわからなかったけど、これは大変な作業です!

「夏は蚊が多いから蚊取り線香を腰に吊るして山に入るんだけど、山から下りてきたら線香が落ちてる時があって、そのときは地獄よー。山火事になったらいけないともう一度山を捜索に回るんだから。」

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先代たちはこの野山を駆け回り、狩りをしたり畑をしたりしてこの地で暮らしてきたのだそうです。堀口さんのお父さんはいまでも犬を連れて写真に映っている山の三つ向こうの山まで狩りにいくのだそう。田舎の人は基礎体力が違いますね!

とはいっても現代はやはり畑の仕方も変わってきています。堀口さんはハウスでも野菜を栽培されています。

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土はほぼ「真砂土」という山の土。昔はこの土でも育つ雑穀などが主流だったそうですが、野菜を育てようと思うと必要な栄養素がほとんど含まれていないので大変です。そのために牛を飼って、その糞を発酵させて漉きこんでいるのだそうです。

畑にできる土地自体も限られているので、スペースを最大限に生かすために上下二段栽培をされていました。下には葉物など背の低いものを植え、カボチャやスイカなど蔓が伸びるものは上のネットに這わすのだそうです。空飛ぶカボチャ!ですね。

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最後に堀口さんのおしゃれな直売所でこれからの旅に必要な野菜を仕入れて出発!

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山間部での農業の難しさと、それを越えていくバイタリティやアイデア、そしてみなさんの元気さに脱帽しました!とりあえずこれから注文するときには野山を駆け回る堀口さんを想像できます(笑)

 

さてさて次の目的地は一気に走りぬけて鹿児島!桜島が見えてきたときは感動でしたー。「ほんまに煙ででるー!」と子どもたちも大興奮!そういえば活火山をみるのはこれが初めてだったのか。関西には少ないですもんね。

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と活火山の感動もつかの間。すぐに船にのって桜島を離れ対岸の鹿児島へ。まーつまりは通り過ぎただけということで・・(^c^;)

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離れていく桜島を見ながら

「こどもたちよ、観光旅行ではないのでごめんよ。」

と心のなかで呟きましたが、子ども達はこれでも結構楽しんでいるようで良かったです。さて明日は霧島連山の西側の農家さんの畑を尋ねます。

つづく