宮崎の海岸線を南に下り、途中からどんどんと山の中へ。
すれ違う車もほとんどなくなり、人家も見えなくなったころ、堀口さんの住所に着きました。
普段はほとんど車も通らないというかなりの山間部。怪我などした場合はドクターヘリで搬送しなければ間に合わないというぐらい条件の厳しい地域です(//∇//)
堀口さんはこの宮崎の山間部で牛を飼い、その糞を堆肥化して肥料として使い無農薬で野菜を育てています。少し前までは馬も飼っていて、馬に道具を引いてもらって田畑を耕していたそうです。
牛はお父さんが4頭飼っておられます。それにしても牛は穏やかで優しい顔をしていますねー。子供たちも夢中で餌をあげてました。
ビックリしたのがこの糞が全然臭くないんです!いわゆる「牛小屋の臭い」がほとんどしない(//∇//)
聞いてみるとエサも自家製で、ほとんどが野菜クズや藁などだそうです。ということはあの牛小屋の臭いってなんの臭いなんだろうと思ったり(^◇^;)
この糞を3回切り返してしっかりと発酵させてから畑に入れているということでした。
動物性の堆肥を使うことには賛否ありますが、堀口さんのように小さな範囲で循環している姿をみるとなんだか理想的だなぁと感じました。
ところでここまで来る途中、せとか、日向夏、など柑橘類の看板や出荷場を見ましたが畑が見当たりませんでしたが…?
堀口「じゃあ柑橘畑から見に行きますか?」
出口「あっ、わかりました。じゃあ八百屋Carで後をついて行きますね」
堀口「んー。この車ではたぶん無理なのでうちの車で行きましょう。」
ん?無理?八百屋Carはこう見えて4WDだし、だいたいの道は大丈夫なんやけどなー。しかも堀口さんの車、普通の軽自動車ですけど?という疑問はすぐに消えました。なぜなら…
道路を飛ばすスピードにものけぞりましたが山道に入ると超ハード!堀口さんのラリードライバー顔負けの運転(//∇//)!
車一台スレスレの山道をガッタンガッタン上がる上がる!八百屋Carではたぶん登れないし、曲がれないし、倒れかかってる木に天井がぶつかるー。そこで堀口さんから一言。
堀口「この畑はまだマシですよ。スイッチバックしないと上がれない畑もありますからねー。ハッハッハ!」
スイッチバックって、山岳鉄道がやってるアレですよね(^◇^;)そんなとこにも畑あるんですか…?
次回に続く